あなたにふさわしい宝石を見つけませんか?
宝石って何?!
宝石。
みなさんお好きですよね?
(私だけですか?!)
この宝石、そもそも何だかご存じですか?
宇宙ができたのは今から138億年前。全ての誕生の元となったビックバンの爆発から始まりました。
ガスの集まりから星が形成され、銀河や超銀河団ができ、その恒星の内部で元素の合成が始まりました。
そして46億年前に太陽の元となる高温の恒星が形成されました。それとほぼ同じ時期に地球が出来上がります。
地球の中央にあるマントルにある物質がさまざまなプロセスを経て結晶化し、そして地表に押し上げられたものが見つかって、宝石となるのです。
地球の表面、地殻は地表から30キロメートル。
東京から横浜ぐらいの距離、電車で30分程度。
って言われても、深さなのであんまり想像できませんが、宝石はその下のマントルで作られます。
例えば、宝石の王様、ダイヤモンド。
地球誕生の20億年ほどを経てから、出来たと言われています。(諸説ありますが・・・)
炭素元素だけで出来ており、他の成分が混じるとさまざまな色になってしまいます。
地下のマントルに炭素だけがある、というのも滅多にない気がしますが、地下150〜250キロメートルもの深い場所で、2000度以上の温度と7万気圧以上というとてつもない環境で作られるのです。
↓ (ダイヤモンドの原石)
それがその周囲で発生したマグマによって包み込まれ、高速で地表に現れたものを人が発見した、というのが始まりでした。
ちなみに、この高速で地表に運ばれる、というのが必要なのだそうです。
ゆっくりと運ばれたのならば、石墨(純粋な炭素から成る黒くて柔らかい鉱物で、鉛筆の芯にも使われます)に変わってしまう可能性があるのだとか。
とにかく、ダイヤモンドを包んでいた岩石が風化し、それから外れたダイヤモンドが川に流れ、その川底に集まったダイヤモンドが採取されたのが始まりでした。
そして、その後鉱山で採掘されるようになりました。
ダイヤモンド・ラッシュで有名な南アフリカのキンバリー鉱山は深さ約400メートルまで掘り下げられました。
それを考えると、地下150キロメートル以下から400メートルまで一気に押し上げられた、ということです。
すごいことだと思いませんか?
炭素元素だけで出来ているマントルは、地球の奥底ではたくさんあるのかも知れません。
しかし、それを超高速で押し上げるマグマがなければダイヤモンドは私たちの目に触れることさえないのです。
それはダイヤモンドだけではありません。
他の宝石たちも、稀有な環境が重なり出来上がりました。
↓ (美しいセレスタイトの結晶)
それでもわかるように、宝石は地球が生み出した芸術品とも言えます。
無機質のものだけでなく、生物から生み出された有機質物もあります。
貝殻から作られる真珠、樹脂からできた化石の琥珀、海で成長した珊瑚など。
さまざまな環境で、それぞれ特有の結晶構造を持ち、何一つとして同じものはありません。
あれ、何か聞いたことある言葉ですよね?
そうなんです。
宝石たちも人間と同じように、誰一つ同じものはありません。
手にした宝石は、あなたと同じように、他のどれとも違うものです。
だとしたら、それはあなたのために存在しているものだったりして?!
なんて考えると、ちょっとワクワクしませんか?
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